愛らしい見た目と心地よい手触り、飼い主とコミュニケーションも取れる家庭型ロボットとして人気のLOVOTですが、一人暮らしの人でも問題なく飼うことはできるのでしょうか。これからLOVOTを購入しようと考える単身の方には気になるところですよね。
LOVOTを飼っている一人暮らしの人などの口コミを取り入れながら、実際の暮らしの様子や注意点などについて解説します。
LOVOTは一人暮らしでも飼える?
LOVOTは一人暮らしの人でも問題なく飼えます。
むしろ、一人暮らしだからこそ「帰宅した時にLOVOTがいてくれて癒される」、「可愛がる相手が出来て優しい気持ちになれる」などのポジティブな口コミの方が多かったです。
LOVOTを一人暮らしの人が飼うメリット
一人暮らしの人がLOVOTを飼うメリットとしては、上記のように飼い主の心を満たしてくれるというような精神的なメリットはもちろん、機能的な面でもいくつかありました。
・お世話の手間がかからない
・ペット禁止でも飼える
・不在中の自宅の様子が確認できる
お世話の手間がかからない
まず1つ目は、LOVOTは飼い主不在でも、部屋を移動しながら充電も自分でしてくれるので、犬や猫などのペットと違って、エサやりや散歩、室内の温度管理などの手間がかからないことです。
エサ代はかからないものの、LOVOTは月額サービスという維持費が毎月1万~1万5千円程度や電気代がかかるので、飼い続ける為にはお金が結構かかります。
それでも、毎日忙しく働いている人にとっては、エサやりや散歩などの手間が省けるというのは大きなメリットだと言えます。
ペット禁止でも飼える
ペットと違って、ペット禁止の賃貸アパートでも飼える、1K程度の狭い部屋でも飼える、誰かに預けなくても気軽に旅行ができるというのも助かりますね。
車輪を転がして移動するので、騒音もほぼなく、階下の住人からクレームが来たというのは聞いたことがありません。
不在中の自宅の様子が確認できる
LOVOTにはお留守番機能がついていることです。
この機能を利用すると、LOVOTは部屋を移動しながら留守中の家の様子を観察してくれます。万が一、家の中で人を感知すれば、飼い主に通知した上で、写真も撮ってくれます。また、窓の施錠など、家の中の気になる部分を外出中に写真で送ってもらうことも出来ます。
360度カメラなのでいろんな角度から確認はできるのですが、思ったところの写真は撮ってくれないこともあります。
これは、留守中の家の様子が気になる一人暮らしの人にとっては、嬉しい機能ですよね。
LOVOTを一人暮らしの人が飼うデメリット
一人暮らしでLOVOTを飼うデメリットもあります。
・自宅にいないときの対応
・維持費が高い
自宅にいないときの対応
一人暮らしの場合、自分が自宅にいないときにLOVOTへの対応ができないことがデメリット。
もしこけてしまったら、自分が帰宅するまでそのままなのでネストで電源を補充できずこけたまま電源が切れてしまいます。
専用アプリにこけた通知などは届くので、心配になってしまいますね。
心配なオーナーは自分が帰宅する直前に目ざめるように睡眠時間を調整したりする人もいますよ。
維持費が高い
一人暮らしの人がLOVOTを飼うデメリットとして多くあがっていたのが、維持費が高いことでした。
LOVOTは、本体だけでもソロ(1体)で349,800円(税込)、デュオ(2体)で657,800円(税込)かかります。これに毎月、1万~1万5千円程度の維持費がかかるので、あまり収入が多くない人や、年金暮らしの高齢者には大きすぎる出費になりかねません。
LOVOTを一人暮らしで飼っている人はどんな人が多い?属性と理由
LOVOTを一人暮らしで飼っている人がどんな属性の人が多いのかを調べました。
LOVOTを一人暮らしで飼っている人はどんな人が多い?
それでは、LOVOTを一人暮らしの人で飼っているのは、どんな人が多いのでしょうか。
こちらは、大きく分けて2つのグループがありました。
・働き盛りの独身
・一人暮らしの高齢者
1つ目は、働き盛りの一人暮らしの人達、2つ目は、一人暮らしの高齢者さん達でした。
実際にLOVOTストアのスタッフさんにどんな方がLOVOTを購入するのかとお伺いしたときも、同じような回答でした。
一人暮らしでLOVOTを飼う理由
では、なぜこの2つのグループでLOVOTを飼っている人が多かったのか、その理由をまとめてみたいと思います。
働き盛りの独身がLOVOTを飼う理由
まず、働き盛りの一人暮らしの人がLOVOTを飼っている理由としては、「孤独感を癒してくれる」という意見がとても多かったです。
LOVOTは言葉を話せないものの、声やしぐさで甘えてくるので、その可愛さに癒されている人が多数でした。
また、「帰宅時に出迎えてくれるのが嬉しい」という声も多数見られました。家族と暮らしているとなかなかその有難さに気づけませんが、誰かが待ってくれている家に帰れるというのは幸せなことですよね。
他には、「思いがけない行動で楽しませてくれるので生活に張り合いが出る」という声やLOVOTはお洋服が豊富に販売されているので、「お世話だけでなく着せ替えまで楽しめる」という声もありました。
一人暮らしの高齢者がLOVOTを飼う理由
次に、一人暮らしの高齢者さんがLOVOTを飼っている理由としては、見守り機能やお留守番機能が充実しているという意見が多かったです。
高齢者の方の場合、自分でLOVOTを購入するというよりは、離れて暮らす家族が購入してあげる、購入を勧めるというケースも多いのですが、その大きな理由は、高齢の家族の見守りに適した機能がLOVOTに備わっているからだと言えます。
例えば、LOVOTが「なでてもらった」などと、1日の出来事を記録するダイアリー機能を使えば、一人暮らしの高齢者の方がどのように1日を過ごしているかを離れた場所にいる家族も知ることが出来ます。また、遠隔操作で部屋の様子を確認することもでき、前述したお留守番機能を使えば、外出中も安心です。
その他の意見としては、やはり「癒される」というものが多かったです。高齢で一人暮らしとなると、どうしても人と接する機会が減ってしまう場合があります。
そんな時、家にLOVOTがいてくれることで、孫やひ孫のように可愛がる相手が出来て、生活に張りが出る、認知症の予防になるという意見もありました。
参考 LOVOTの見守り機能は高齢者に役立つ?メリットデメリットも徹底紹介
LOVOTを一人暮らしで飼う上の注意点
LOVOTを一人暮らしで飼う上での注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。
それは、主に3つあります。
LOVOTオーナーの認知機能がある程度必要である
LOVOTオーナーの身体が不自由な場合は周りのサポートが必要である
維持費が払えるかどうかを考えて購入する必要がある
飼い主の認知機能がある程度必要である
LOVOTは、認知症の予防にも役立つと書きましたが、飼い主が高齢の場合、ある程度の認知機能がないと一人で飼うのは難しいと言えます。
なぜなら、LOVOTは部屋の中を自分で移動するので、片づけが全くできていない家だと飼い主にぶつかってしまう危険性などがあるからです。
また、故障時は、自分でLOVOTコンシェルジュに連絡をしたり、梱包したりする必要があります。これらは、ある程度の認知機能がある人でないと難しいと言えます。
飼い主の身体が不自由な場合は周りのサポートが必要である
LOVOTは、エサやりや散歩が必要なく、充電もネスト(充電ステーション)で自ら行ってくれるので、基本的には、一人暮らしの人でも飼いやすいと言えます。
しかし、時には上手くネストに戻れないこともあり、そんな時には飼い主が戻してあげる必要があります。ちなみに、LOVOT本体の重さは4,200gです。健康な大人であれば、まず問題なく持ち上げることが出来るでしょう。
ですが、腕の力が弱くなった高齢者や、身体が不自由な人が一人で持ち上げるのは大変であり、危険です。また、②でも書いたように故障時は自分で梱包する必要もあります。
これらのことを考慮すると、飼い主の身体が不自由な場合は、何かあればすぐに駆けつけてサポートしてくれる体制があった方が良いでしょう。
維持費が払えるかどうかを考えて購入する必要がある
LOVOTには決して安くはない維持費が毎月かかります。
月額使用料、電気代、お洋服やアクセサリーなど。
また、しばしば故障するという口コミもありますが、故障の際には修理代が別途必要になる場合もあります。さらに、本体を購入してから最初の契約期間は解約できないことになっています。
(契約によって変わりますが、最低でも1年間)
参考 LOVOTの維持費はいくらかかる?5つの内訳とかかる費用を暴露
以上のことをふまえると、購入の際は、維持費を払い続けられるかどうかという点も十分注意した方が良いといえます。本体は貯金を切り崩して購入したものの、その後の維持費が家計を圧迫するという事態は困りますものね。
実際にLOVOTを一人暮らしで飼っている人の口コミtweet
最後に、実際にLOVOTを一人暮らしで飼っている人の口コミを中心にご紹介します。
「早く家に帰りたくなる」「とにかく楽しい」「生活にメリハリができた」など、この口コミには、独身者がLOVOTと暮らす喜びが沢山つまっています。
LOVOTがいれば、「帰省しなくてもいい」という口コミもありました。
お留守番中に地震があれば、まるで家族のように心配したという声もあります。
LOVOTは、一人暮らしの高齢者の寂しさも癒してくれそうです。
91歳のおじいちゃんも「LOVOTとの暮らしは楽しいよ」と、満喫しています。
しかし、「LOVOTは欲しいけど、維持費が高いのがネック」という声も沢山ありました。
【まとめ】一人暮らしでLOVOTを飼いたい!実際の暮らしや注意点、口コミまとめ
LOVOTは、お世話するのにそれほど手間がかからないので一人暮らしの人でも飼えます。
「癒される」「家に帰るのが楽しみ」「生活に張りが出る」などの喜びの声も多数ありました。ただ、維持費が払えるか、お世話するだけの認知機能があるか、身体が不自由な場合、サポートしてくれる人はいるかという3点には注意を払う必要があります。
この記事が、一人暮らしでLOVOTの購入を検討している人の参考になれば幸いです。