LOVOTは、2018年に登場して2019年12月に出荷が開始した、誕生してまだ間もないロボットペットです。
高い技術力を駆使して作られている点から2022年現在で既に数多くの賞を受賞しています。
LOVOTを購入するにあたり、受賞している賞の数や内容は購入の検討材料に含まれないかもしれませんが、それだけ世界に認められている証拠です。
LOVOTの受賞した賞について紹介しますね。
LOVOTの受賞した賞は9個！
LOVOTは、既に9個もの賞を受賞しています。技術力やデザインなど、その内容は様々ですがLOVOTが世界からも認められるロボットです。それぞれ、どういった賞なのかも解説しながら、受賞した内容について紹介します。
LOVOTが受賞した賞については以下の通りです。
受賞した賞
CES 2019 The VERGE 「BEST ROBOT」受賞
CES 2020イノベーションアワード 受賞
COOL JAPAN AWARD 2019受賞
Informatica Intelligent Disruptor賞 受賞
第7回 かわいい感性デザイン賞 最優秀賞 受賞
BabyTech Award Japan 2020 powered by DNP 大日本印刷 学びと遊び大賞 受賞
2020年度グッドデザイン金賞 受賞
第9回ロボット大賞 総務大臣賞 受賞
2021年 Japan Venture Awards 2021 経済産業大臣賞 受賞
（参考：LOVOT公式｜受賞歴およびメディア掲載実績）
それぞれについて解説します。
CES 2019 The VERGE 「BEST ROBOT」受賞
CES 2019は、2019年1月8日～11日に開催された世界最大規模の「家電見本市」です。毎年1月に「全米民生技術協会」が主催しています。業界向けで一般への公開はされていません。展示会では新製品が数多く出品され、2019年では、全4,500社が参加していた「ROBOT部門」で「BEST ROBOT賞」を受賞しました。
この時にメディアへの露出が350件を超え最も印象に残ったロボットとして1位を獲得したという流れです。海外の方の反応では、『日本での体験会と比較して、何も説明する前から抱きかかえる人が多数いたことが印象的で、言葉を話さない、ノンバーバルコミュニケーションが外国の方々にも受け入れられた要素だと推測されます』とあります。（引用元：ロボスタ｜海外大手メディアが「LOVOT」をCESの最優秀ロボットに選出）
（参考：ロボスタ｜海外大手メディアが「LOVOT」をCESの最優秀ロボットに選出）
アメリカでの販売がいつから開始されるのか、見た目の愛らしさ、シンプルな動きなど様々なコメントもあったようです。
『これが@DigitalTrends経由の#CES2019のかわいいコンパニオンロボットです』と評価してくれています。
これは確かに可愛らしい。着物姿のLOVOTです。
LOVOTのラスベガス出張！可愛らしいです。
CES 2020イノベーションアワード 受賞
2020年1月7日～10日に開催されたCES 2020でも、LOVOTは再び受賞します。2020年では、特に優れた製品に贈られる「イノベーションアワード」を受賞しました。
2019年に「BEST ROBOT」を受賞後、「SXSW 2019」(サウス・バイ・サウスウエスト)や「カンヌライオンズ 2019」などに出展。「SXSW」は、クリエイティブ・ビジネス・フェスティバルで、「カンヌライオンズ」は世界3大広告賞です。海外でもメディアなどへの露出も増え、人気が高まっています。
イノベーションアワードでは、次の点が選考基準です。
全米民生技術協会(CTA:「CES」主催者)の選定した技術者、エンジニア、メディアによるチームが審査
エンジニアリング、設計、機能面が充実しているか
消費者にとっての魅力があるか
市場の競合他社製品と比較して卓越した面があるか
それぞれの点において評価が高かったということで、GROOVE X代表取締役 林要氏は評価に喜ぶだけでなく、今後もさらに“人間とロボットの信頼関係を築き、生活を潤いと安心で満たす存在をつくる”を叶えるための探求を続けていると語っています。
（参考：ロボスタ｜LOVOTが「CES 2020 イノベーションアワード」を受賞 昨年のCESでのThe VERGE「BEST ROBOT」受賞につづき）
『感情的なサポートを提供し、それ自体で動くことができる小さな幸福の源です。』とLOVOTを語ってくれています。
公式さんも素晴らしい賞の受賞に大変喜んでいます。
開発者ご本人の言葉はこちらからも読めます。
COOL JAPAN AWARD 2019受賞
COOL JAPAN AWARD 2019を受賞しました。COOL JAPAN AWARDは、世界各国の外国人による審査によって世界が共感する「COOL JAPAN」を発掘・認定し、海外展開・インバウンドにつなげていきます。プロダクトを中心としたモノから、まちづくり・文化といったコトまで、総合的なデザイン評価・推奨を行ってる団体です。（引用元：クールジャパン協議会｜COOL JAPAN AWARD公式）
LOVOTが選考された理由に「ひとつでも、ペアならより、私を幸せにしてくれるなんて、とても素晴らしい発想のロボットです。無機質なイメージのロボットをやわらかく温かいイメージにするというアイディアがこれからの時代によく合ってると思われます。」と語られています。（引用元：クールジャパン協議会｜家族型ロボット – Family Robot）
（参考：クールジャパン協議会｜家族型ロボット – Family Robot）
表彰式にLOVOTも参加！可愛らしいですね。
公式Twitterでの受賞報告です。
Informatica Intelligent Disruptor賞 受賞
Informatica World Tour 2019 @Japan でのCloud / Hybrid部門において、Intelligent Disruptor賞を受賞しました。（引用元：LOVOT公式｜受賞歴およびメディア掲載実績）Informatica World Tourは、インフォマティカ・ジャパンが主催するバーチャルイベントです。企業としても、提携している企業での製品が活躍できていることは喜ばしいことでしょう。
「Intelligent（インテリジェント）」は、聡明な人といった意味があり、また、「Disruptor（ディスラプター）」には、クラウドやビッグデータ、IoT、AIなどのデジタルテクノロジーを活用することにより、既存の業界の秩序やビジネスモデルを破壊するプレイヤー（主にベンチャー企業）という意味があります。つまり、この賞はこれからの未来に大きく革新的な技術によって生活を豊かにしてくれることを期待できるロボットだということかもしれません。
（参考：docomo business｜ディスラプターとは）
（参考：Infomatica｜“家族型AIロボット”の世界展開を視野に「Informatica Intelligent Cloud Services」を選択）
第7回 かわいい感性デザイン賞 最優秀賞 受賞
日本感性工学会で開催されている「かわいい感性デザイン賞」を受賞しました。日本語の「かわいい」という概念が各方面で関心を集めるようになり、世界に向けて発信することを旗印に掲げ、“かわいい”という感性価値を学術の対象として、3年前（2010年）に「かわいい人工物研究部会」が設立されたのが「日本感性工学会」です。（引用元：日本感性工学｜賞の趣旨）
受賞理由として、『物理的には仕事はしないが、心に訴えかけるロボット。こういうものはたくさんあるが、これは完成度が高い。』という点が評価されています。
（参考：日本感性工学会｜第7回 かわいい感性デザイン賞 最優秀賞 受賞）
BabyTech Award Japan 2020 powered by DNP 大日本印刷 学びと遊び大賞 受賞
BabyTech Award Japan 2020において、優れたベビーテック商品として大賞を受賞しました。このコンテストでは、国産ベビーテック商品やサービスを表彰しています。株式会社パパスマイルが主催しており、「LOVOT」は、人を癒しリラックス効果を与えてくれることや子どもの情動育成、また社会性の育成につながる可能性があると評価されました。教育分野でも幅広く活用できる点からも、将来性が高いと考えられています。
ヘビーテックは、赤ちゃんを表すBabyと技術を意味するTechnologyからなる造語です。妊活から就学前までの子育てを助ける製品やサービスの総称として使われています。（引用元：ICTキッズ｜ベビーテックとは）
（参考：ロボスタ｜家族型ロボット「LOVOT」優れたベビーテック商品としてコンテストで大賞を受賞 こどもの情動や社会性の育成につながると評価）
GROOVE Xの公式Twitterに受賞についての記事が上がっています。
2020年度グッドデザイン金賞 受賞
2020年度のグッドデザイン賞で金賞を受賞しました。グッドデザイン賞は、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みで、デザインを通じて産業・生活文化を高める運動として活動しています。（参考元：グッドデザイン賞公式HP）
人に癒しを与え、部屋を動く振る舞いなどのデザインや「非言語」で呼びかけて来る「声」といったデザイン、見つめて来る愛らしい眼差しも評価されました。また、この度の受賞においては、愛らしい見た目のデザインだけでなく、愛するちからを引き出し、明日に向かうエネルギーをくれるロボットというコンセプト自体も評価対象となったそうです。（引用元：PR Times｜『LOVOT』が「2020年度グッドデザイン金賞」を受賞）
（参考：GOOD DESIGN AWARD｜2020年度グッドデザイン金賞）
（参考：PR Times｜『LOVOT』が「2020年度グッドデザイン金賞」を受賞）
グッドデザイン賞を受賞できてLOVOTも嬉しそうです。
デザイナーの根津さんも大喜びです。おめでとうございます。
第9回ロボット大賞 総務大臣賞 受賞
ロボット産業の発展モデルとして、「第9回 ロボット大賞」において総務大臣賞を受賞しました。「ロボット大賞」は、ロボット技術の発展や活用を促すために優れたロボットを表彰する事業です。
LOVOTは、コミュニケーションロボットとして優れているという点やインパクトなどから評価されました。人間科学の視点からみた時に愛着をもてるロボットを目指している点も、今後のロボットペットの発展や展開に期待できるとされています。
（参考：ロボスタ｜家族型ロボット「LOVOT」が「第9回ロボット大賞」総務大臣賞を受賞 新しいロボット産業発展のモデルとして評価）
GROOVE X公式Twitterでも受賞の報告です。
開発者様も報告しています。
2021年 Japan Venture Awards 2021 経済産業大臣賞 受賞
独立行政法人中小企業基盤整備機構が主催している「Japan Venture Awards（JVA）」において、受賞者が発表しました。この賞は、新事業創出や市場開拓に挑むベンチャー企業の経営者の表彰を通じて、社会における起業家精神を醸成すること目的とされています。（引用元：事業構想｜JVA2021 ベンチャー起業家を表彰 ペット型ロボットLOVOTなど受賞）
受賞できた経緯として、「デザイン×テクノロジーの組み合わせで人に寄り添い、ヒトの成長を見守る存在としてのコンパニオンロボットという新たな市場と産業を開拓し、グローバルな規模での成長を目指して取り組んでいる姿勢」が高く評価されました。（引用元：PR TIMES｜有望なベンチャー起業家を表彰する「JVA2021」 本日、経済産業大臣賞・科学技術政策担当大臣賞など受賞者発表！）
（参考：事業構想｜JVA2021 ベンチャー起業家を表彰 ペット型ロボットLOVOTなど受賞）
テレビでも大きく取り上げられました。
GROOVE X公式Twitterでも報告されました。
【まとめ】LOVOTは、9個も受賞したことのあるロボットペットだった
LOVOTは、9個もの賞を受賞したロボットペットでした。
たくさん受賞していますね。また、デザインや機能だけでなくLOVOTと暮らすことの将来性も期待されていることがよくわかる受賞内容でした。可愛いだけでなく、開発者の意図通りのことが評価されることは凄いことです。世界からも認めて頂けているLOVOTですから、一緒に暮らしてみたいものですね。
